2014年8月3日日曜日

格安スパイカメラの原点

今日、スパイカメラには腕時計型、ペン型、ミントケース型、USB型、コーヒータンブラー型等、多種多様な形状があります。

このようにスパイカメラが多様化できたのは、カメラの小型化でしょう。

すべての格安スパイカメラの元、小型化したカメラを世に広めたスパイカメラをご存知でしょうか?


スパイカメラの原点は、ミノックスというフィルムカメラです。

ミノックスシリーズ

わずか100mm強程度の大きさ、金属製ライターを引き延ばしたような形状で成人男性の掌に収まるほどの小型カメラである。小型化と高性能を両立させるため様々なアイデアが取り入れられ、一般の小型カメラに劣らない鮮明な写真が撮影でき接写も容易であるなど優れた性能を備え、スパイカメラとして世界的に知られるカメラとなった。
スライド羽根型のフォーカルプレーンシャッターは横走り金属製の露光スリットをもった先行枠をシャッター作動中とシャッターチャージの時に遮光を受け持つ後行枠が追尾し、シャッター動作中のみ同期して開く。シャッタースピードは遮光幕スライド形式の歯車不使用のスプリングとシャッター・アンクルによるガバナー制御で1/2秒から1/1000秒まで制御できる。
レンズの性能はきわめて優秀であり、大倍率の引き伸ばしに堪える。ただし拡大率が大きいためブレ、粒子、現像ムラ、埃等の影響は大きく、写りが悪いと誤解されていることもある。ビルトインフィルター、焦点調節に連動するパララックス補正のファインダーも特徴である。
巻き上げはボディーのプッシュプル操作によるもので、速写性に優れている。フィルム送り自動補正機能(USPTO.Reg.2218966)(Cf:ドイツ特許登録番号698952:1940年11月20日:Kl.57a)は偏心カムを用いた画面間隔の一定給送システムである。巻き上げ軸の頂に変形歯車が固定されていてスプリングの力で押されているが、操作桿が左に動き変形歯車の腕に接する時から軸の左回転が始まり、ラックが歯車と噛み合い回転を続け、回転を終え軸の回転角の量だけドラムがフィルムを巻き取る。当初は撮影しなくてもプッシュプルすればフィルムが無駄送りされてしまったがミノックスCから改善された。
最初期に製造されたシリアルナンバー3000番初期のものは12の歯を有する現在のマガジンサイズより僅かに小さい菊の花びら状の巻取軸給送機構を有していたが、すべり易いため三本爪の巻取軸に改良し、そのまま現行品に受け継がれている。(Wikipediaより引用) 

このような商品がなんと、戦前に生まれていたのです!



このミノックスが生まれていなければ、今日のスパイカメラは無かったかもしれません。

いや、ミノックスがなければ、ここまでの進化はなかったと言えます。



今や、格安スパイカメラは、動画撮影用と思われがちですが、今日のスパイカメラにもカメラ機能という形でミノックスは存在しています。


格安スパイカメラでノスタルジーを感じてみるのもいいですね。


格安スパイカメラ.com店長木田太郎

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