2014年8月2日土曜日

格安スパイカメラの構造について2(AU-WTC-4GBを分解)

腕時計型格安スパイカメラAU-WTC-4GBを、今回は分解したいと思います。

分解することで、格安スパイカメラの構造がより理解できますね。

腕時計型格安スパイカメラの故障でもっとも多いのが、腕時計機能の停止です。

そのほとんどが電池切れですので、分解し、中の電池を交換をするだけで直ります。

※電池交換については最下部




ただし、ご自分で分解された場合、製品保証が受けられない場合がございます。

よって、分解は自己責任でお願いします。



まず、腕時計型の分解に必要なものが2点あるので、分解に挑戦したい方はご用意ください。

・精密ドライバー

メガネに使える精密ドライバーです。
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ダイソーやセリア等の100円均一のものでも、ほとんどの腕時計型格安スパイカメラには使えます。


・腕時計電池交換工具

下の商品ダイソーで315円で売られているものですが、これでも格安スパイカメラ程度の作りなら十分です。
 

価格:1,782円
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↑楽天ランキング1位の商品です。

こちらは、電池交換工具と精密ドライバーがセットになっています。

この商品があれば、高級腕時計以外のほとんどの腕時計は分解できます。



AU-WTV-4GBははめこみ式(こじあげタイプ)です。

ねじ式は下の1.の作業が異なりますので、ご注意ください。


それでは、分解に入ります。


1.腕時計の裏蓋のくぼみ(下の写真・赤丸部分)を探し、こじあげ(下の写真の紫の工具)の刃をくぼみに差し込み、テコの要領で裏蓋をこじあげます。
※中に大切なコードがあります。コードを切ってしまわないよう、ゆっくり慎重に開けてください。
こじあげを失敗すると、傷がつきます。
高級腕時計や、大切にしている腕時計は、分解しないでください。

2.裏蓋を開けると、カメラの充電池が最初に見えるので、コードを切ってしまわないよう十分注意しながら、充電池を外に出してください。(コードはつながったままです。)
格安スパイカメラの故障の原因で多いのは、このコードの断線です。
断線した場合は、半田付けするだけで直る場合が多いです。

3.精密ドライバーでカメラの基板が止まっているネジ(下の写真・赤丸2箇所)を外します。
 ※この作業も2.同様、充電池のコードに十分気をつけてください。
microSDの取替えは、ネジを取り外さなくてもできます。

4.ネジ穴等に精密ドライバー等を差し込み、そっと基板を持ち上げると、時計部分が見えてきます。

白い枠を外せば、時計内部になりますが、ここを触ると時間が狂ったりするので、時計のプロの方以外は開けない方が賢明です。(店長木田は開けて壊したことがあります。)

1.カメラレンズをはめる場所
2.時計用電池
3.カメラレンズ
これで分解は終了です。

組み直すときは、元通りにし、最後、カチッと鳴るまで裏蓋を押し込んでください。


AU-WTC-4GBについて、1件だけ注意があります。

AU-WTC-4GBには設計ミスがあります。
中を開けると厚紙(ボタンの高さ調節用)が入っていることからわかります。
この厚紙がなければ、腕時計のボタンを押したところで、中の基板ボタンを押すことはできません。
分解後、組み直すときには、必ず厚紙を所定の位置へ戻してください。
戻さなかった場合、格安スパイカメラとしての機能は使えません。
※腕時計としては使えます。


電池交換は、上の写真2.の時計用電池を買い換えてください。


ちなみに、AU-WTC-4GBの電池は、LR66です。

LR66、もしくは、互換性のあるものでも動作するので、そちらをご購入ください。


互換電池一覧
  • LR626
  • AG4
  • SR626SW
  • SR66
  • E377
  • V377

格安スパイカメラ.com店長木田が動作確認をした電池
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何度も申しますが、

分解はくれぐれも自己責任でお願いします。


格安スパイカメラ.com店長木田太郎

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